サクッとOculusジェットコースターをつくろう! その1 ~ はじめてのぷらぐいん UnrealEngine43分クッキング #UE4Study

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今日はUnreal Engine 4(4.4.3)とRollercoasterPlugin(4.4.1)を使った、Oculusのジェットコースターを作ります。

「ジェットコースターを作る」とは

実用最小限で考えると3つの壁を越えれば作れそうです。

  1. カメラを自動的に移動する
  2. ジェットコースターのマップモデルデータの入手
  3. 入手したモデルデータをUnreal Engineに取り込む

今回はこのうちの「1. カメラを自動的に移動する」をやってみようと思います。

調理器具

  • Unreal Engine 4.4.3
  • RollercoasterPlugin 4.4.1

 

RollercoasterPluginチュートリアル動画

今回はこちらを参考にします。(0:00-2:30)

RollercoasterPlugin 4.4.1とは

DK2ジェットコースターの定番である「UE4 Rollercoaster」
その開発者がUE4 Rollercoasterを開発するために作成したプラグイン。いわゆるジェットコースターツクール。
その機能はカメラを自動的に動かすだけではなく、コースターが通るルートの定義をエディタ上で簡単に行えたり、指定したルートに沿って自動的にレールの3Dモデルデータを生成。更にはコースターが走る音も!コースターの速度、音もブループリントで制御可能と、おおよそジェットコースターを作る上で必要十分の機能を有しています。

※参考 OculusRift DK2定番ジェットコースターアプリ
UE4 Rollercoaster | Apps | Oculus VR Share (Beta)
https://share.oculus.com/app/ue4-rollercoaster

ジェットコースター作成用プラグインの入手

UE4 Rollercoaster [v1.0 Now with real physics!] | Oculus-ready Games and Demos | Oculus VR Forums
https://forums.oculus.com/viewtopic.php?f=42&t=8032

※先頭に固定された記事の下部にあるRollercoasterPlugin_v4_4_1.zipをダウンロード
(UE4Rollercoaster_v1_0.zipではない

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あえてUnreal Engine 4.4.3を使う

今回のポイントとなるプラグイン「RollercoasterPlugin(4.4.1)」は4.4.xに対応したプラグインのため、UnrealEngine4.4.3を使います。
(手動ビルドを行えば4.6でも使えるかも?)

インストールしていない場合はAdd Engine。バージョンで4.4.3を選んでインストール

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インストールが終わったら「起動する」をクリック

プロジェクトを新規作成

「新規のプロジェクト」から「空白」を選びプロジェクト名を入力。
適宜プロジェクトの保存先ディレクトリを指定して「プロジェクトを作成」をクリック

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作成したプロジェクトでRollercoasterPlugin を使えるようにする

RollercoasterPlugin_v4_4_1.zip内のContentフォルダとPluginsフォルダを、使用したいプロジェクトのフォルダをコピー。

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こうなればOK

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RollercoasterPluginを有効(Enabled)へ切り替える

Unreal Engineを再起動すれば、次回起動時から自動的にONになります。

プラグインが正常に読み込まれて有効になっているか確認する

プロジェクトでプラグインが有効(Enabled)になっているかについてはPlugin画面で確認ができます。

ツールバーのウインドウからPluginsを選択

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※もし万が一プラグインの読み込みに失敗してプロジェクトの起動時にエラーで再起不能に陥ったら
→プロジェクトのフォルダからプラグインを手動で削除で復帰

以上でジェットコースター作成キットのプラグインを使う準備が整いました。

プラグインについて

使用したいプロジェクトのフォルダへ直接配置して、そのプロジェクトだけで使用できるタイプと、Unreal EngineのEngineのフォルダへ配置してすべてのプロジェクトで使えるタイプの2つがあるみたい。

前者の場合はUEを再起動すれば有効になり、後者のエンジン側に配置したプラグインを使う場合は、各プロジェクトでPluginの設定画面からEnabledをONにすることにより使用できる。

また、万が一プラグインの読み込みに失敗してプロジェクトが起動せず、Pluginの設定画面へアクセスできなくなった場合は、直接「ProjectName.uproject」をテキストエディタで開き、問題のプラグインの定義を削除すればOK。

次回

サクッとOculusジェットコースターをつくろう! その2 ~ ブループリント続編  UnrealEngine43分クッキング
http://2vr.jp/2015/01/12/ue4-de-oculus-rollercoaster-2/

謝辞

alweiさんにはいつもツイッターやブログの記事という形(!!)でアドバイスを頂きとってもありがとうございます!感謝!!