ANTVR KITは、OculusRift利用者にとっては長年の悩みであったケーブルの問題を解消できる夢のプロダクト、だったのかもしれません。
※2か月遅れで届きました。半年前の2014年5月17日に$500出資。
ANTVRの仕組みは、バッテリーが内蔵されている銃コンとHMDを接続して、映像とトラッキング値をそれぞれ銃コン側のWHDIや専用のトランスミッターを使うことでPCとのワイヤレスを実現している。
(3時間ほどもつらしい)
性能面ではデモアプリの質がどうしようもないということもあるが、何よりマウスカーソルを動かすことによりヘッドトラッキングをPCのソフト側で扱うアプローチをとっているので残念で仕方がない。(詳細は後述)
ちなみにハードのスペックとしては解像度と視野角のスペックだけ見るとDK2と互角の1920×1080の100度。
Back記念つぶやき
I just backed ANTVR KIT: All-IN-ONE Universal Virtual Reality Kit on @Kickstarter http://t.co/GNEDUcejud
— ゆーじ (@yuujii) 2014, 5月 17
公式
購入方法
現在は公式から購入可能¥1499(CNY、人民元。¥とあるけど円ではないらしい!知らなかった・・)
※たぶん日本円では3万円強
@yuujii 人民元もなぜか ¥マークで書かれてる事が多い気がする・・
— fai into VR (@faifx) 2015, 1月 15
Kickstarterページ
https://www.kickstarter.com/projects/805968217/antvr-kit-all-in-one-universal-virtual-reality-kit
対応コンテンツ
ANTVR broodとZ-Ground
@yuujii 公式デモアプリの完成度で真顔になる未来が…w
— 野生の男 (@yasei_no_otoko) 2015, 1月 15
・・・(真顔)
ANTVR擬人化
ANTVR蚁视萌娘来袭 带你游戏带你飞!
http://news.shcaoan.com/zixun/1209.html
仕組み
ヘッドトラッキングと銃のトラッキングでマウスカーソルが動く。
そのため既存ゲームにも特になにもせずとも対応。
(マウスカーソルの加速度を切るような感じだったか未検証。切ってなきゃ仕組み的に辛いが、ドライバも何も必要なくつなぐだけであったので現状は怪しい。)
(TrackIR、うっ頭が!!)
ANTVR対応コンテンツのつくり方
Unityで開発する場合、OculusのSDK0.3xを使い、歪みをOFFで向きをマウスカーソルで動かすことによりANTVR対応完了と言える。
※2015/1/15現在、UnityやUnreal向けSDKを配布すると謳っているがまだの様子。(Kickstarter)
接続方法
PCとの接続は有線か無線で選べる。
有線の場合
- HMDのみの場合はUSB2つとHDMI。この時はHMDの向きでカーソルが動く。(左のページの中ほど)
※以下はすべて説明書の内容であって実際に試したわけではありません。技適的な意味で
- HMDと銃コンを使う場合は、あらかじめ銃の真ん中と持ち手の2つに内蔵されるバッテリーを充電する必要があり、銃コンのジャイロでマウスカーソルが動きヘッドマウントの方は動かないのかもしれない。
無線の場合
※以下はすべて説明書の内容であって実際に試したわけではありません。技適的な意味で
- 銃のグリップと中間のパーツの2つをあらかじめ充電しておく必要があり、銃の先端部のパーツはWHDIの通信アダプタ。
- PC側は銃のジャイロを受け取るUSBレシーバーとWHDIを受けるレシーバー(HDMIポートとUSBポート)の刺し口が必要になる。
- 接続はレシーバーにSyncボタンっぽいのが見受けられる。
ANTVRがこの先、生きのこるには
OculusRift+銃コン
厨二心くすぐるギミックでジョイパッドにも
コントローラー自体の加速度センサーと親指の位置のジョイスティック、トリガーもあるコントローラーとして考えると優秀かもしれません。
OculusRift DK2とANTVR KITを比較すると、OculusVR社の凄さ、凄まじさというものを改めて感じるほどの差があった。
(DK1との比較であれば、いやそれでも、うーん・・)