Unityモデルデータ編集系アセット最強王座決定戦 #アセットアドカレ

この記事は Unity Assets Advent Calendar 2015 24日目の記事になります。

Unityで開発中、『ちょっとだけこの階段の幅広くしたいな。。でもそのためにBlenderやMaya起動するのもちょっとな。。』と思うことがあるかと思います。

本日発表があったUnity Asset Contestでファイナリストに選出されたBeSyncを使うことで、普段慣れたDCCツールで編集→リアルタイム反映→調整といった流れもよいかと思います。

>> 第1回 Unity Asset Contest 結果発表! – Unity Blog
http://blogs.unity3d.com/jp/2015/12/24/unityassetcontestjp1st/

今回は他の方法として、他のオブジェクトを比べながらサイズの微調整などで便利な、Unityのエディタ上でモデルデータを直接編集できてしまうエディタ拡張アセットについて、現在は販売が終わってしまったMXD Bundleの代わりを探すべく、Unity Asset Storeにある全部のメッシュデータ編集系のアセットを実際に使ってみて使い勝手を比較してみます。

今までありがとうMXD Bundle。。!! (DLできるしちょっとスクリプト直せば使えるけど)

目次

チェック内容

使用するバージョンはUnity5.3.1p1

メッシュ編集系のアセットについて、実際の開発時にありそうなシチュエーションを元に、それぞれのユースケースを実行。
実際に使ってみないと分からないような、操作のレスポンス細かい使い勝手についてMXD Bundleと比較して見ていきます。

主に確認する内容は次の通り。

【チェック1】モデルデータ編集の操作について

実際にモデルデータを編集する際にどうやって操作を行っていくのかを見ていきます。

【チェック2】階段の下の段の幅を変えてみる

シーンにある階段の幅を一部変えてみます。
この操作で、編集のしやすさと、編集時のレスポンスを見ていきます。

【チェック3】Zファイティングの問題がある柱のモデルを修正してみる

複数のテクスチャからなるモデルデータについて、後ろのテクスチャが見え隠れしてチラチラするZ-Fightingの対応について、メッシュの構造を編集して調整していきます。
この操作で、頂点の選択操作などの細かい使い勝手について見ていきます。

 

チェックに使用するモデルデータ

HE – Abandoned Manor MegaPack v.2

https://www.assetstore.unity3d.com/jp/#!/content/8429

Oculus Shareに公開中のHaunted Riftでも利用したモデルデータになります。

 

ちなみに余談ですが、このモデルデータを今回動作確認で使用しているUnity5.3.1p1にてImportすると、直後に次のようなエラーが出る。

error CS0246: The type or namespace name `PostEffectsBase’ could not be found. Are you missing a using directive or an assembly reference?

これは標準アセットのEffectsをインポートすると解消します。

 

 

比較するメッシュデータ編集系アセット

UnityのAsset Storeに現時点で存在する、見つけた限りでのメッシュデータの頂点をいじくる系のアセットをチョイス。

QuickEdit: Mesh Editor 2.0.2 (Oct 16, 2015)

https://www.assetstore.unity3d.com/jp/#!/content/4464

【チェック1】モデルデータ編集の操作について

シーンビュー内の編集したいオブジェクトを選択して、Edit Selected Meshを実行。

Quick Editが表示されて編集が出来るようになる。頂点を追加したり結合は出来ない模様。

 

【チェック2】階段の下の段の幅を変えてみる

頂点の範囲選択も問題なし、回転モード切替もUnityと同期、操作はスムーズ。

しかし頂点の編集だけではColiderがついてこないので、続けてのColiderボタンを押してRebuild が必要になるが、そうするとこのケースではコライダーが消える。

 

【チェック3】Zファイティングの問題がある柱のモデルを修正してみる

Faceの編集で隣接する面も追従して動いてくれるのは気が利いている。
選択のハイライト表示もそこまでうるさくなく許容範囲。

まとめ

メッシュの編集に入る方法についてはパーフェクト。更には操作は直感的で、若干頂点の統合や追加など機能が足りないところはあるが、スムーズに動き快適そのもの。

Ctrl+Zの戻しも、Saveで保存した後も効いちゃう気の利き様。

しかし肝心のコライダーのリビルドがうまく行かず、これでは使い物にならない。

 

Mesh Editor 1.3 (Oct 07, 2015)

https://www.assetstore.unity3d.com/jp/#!/content/20476

【チェック1】モデルデータ編集の操作について

まずは編集用のMesh Editorのウインドウを開きます。

開いた後にLockボタンでMeshデータを*.assetとして別名保存して編集開始。

しかしチュートリアル動画と異なり、毎回編集するたびに名前を付けて保存的な動き感じで編集するメッシュデータの名前を入力から行うことに。何かしらの設定があるとは思うが、Settingsなどでもそのような項目はなく謎。デフォルトの挙動があまり好ましくない。

メニューもごちゃごちゃしている印象。

【チェック2】階段の下の段の幅を変えてみる

まず頂点を綺麗に選択できない。
MXD Bundleならドラッグで範囲選択した際に、ちゃんと範囲内の頂点を全部きれいに選択できたのにできない。これはつらい。

 

【チェック3】Zファイティングの問題がある柱のモデルを修正してみる

出来ないことはない。青い三角のアイコンから面の選択を選択して編集ができる。

だが、Transformの編集でUnityのショートカットと同期しない挙動は頂けない。Hキーのトグル操作になっている。WERキーで移動、回転、スケールの切り替えであって欲しい。

まとめ

メッシュ操作の処理についてはMXD Bundleより素早くきびきび動くが、細かい操作で思った通りに動かせずストレスが堪る。範囲選択で対象を正確に選択できない挙動は致命的。

 

Mesh Toolkit  1.13 (Sep 28, 2015)

https://www.assetstore.unity3d.com/jp/#!/content/18552

【チェック1】モデルデータ編集の操作について

アセットをインポートすると、Sceneでメッシュデータを含むオブジェクトを選択した際に、自動的にMesh Toolkitの表示が出るようになる。

左がEditで同一のメッシュオブジェクトを一括して編集。右が選択しているオブジェクトのみ編集。

【チェック2】階段の下の段の幅を変えてみる

Edit as Uniqueより編集モードへ。Vertex Toolsを選び、Box Selectで編集したい頂点を選択。

頂点選択後にEキーで回転モードにして

回転ええええええええええ!?どうやら思った方向と軸が違う!?

出来ないことはないが、、ご覧の通り回転ツールの軸が違う。更には移動ツールもスケールも違う。

【チェック3】Zファイティングの問題がある柱のモデルを修正してみる

やはり面を選択するTriangle Toolでも操作と実際に動く軸が違う。

それに選択移動中のテクスチャの表示が正常に行えない仕様の模様。

まとめ

シーン内のオブジェクトを選択すると表示される専用のボタンをクリックすることで、サクッと手軽に編集できるお手軽さは理想的。
ただ、シーンで選択すると小さいながらもシーンビューの中に必ず専用ボタンが表示されてしまうので、Unityの設定やツールバーのメニューから表示をOFFにできるスイッチが欲しいところ。

整理されたメニューから頂点の移動やら追加、削除、結合などなど行えて動作もソコソコ早い。素晴らしい。

が、チュートリアル動画では正常だが、Pivotの操作の軸が一致していなかったり、移動中テクスチャの表示が正常に行えなかったり、このバージョンは常用に耐えない。早急な修正が望まれる。

あと、元に戻すショートカットがCtrl+Zではなくちょっと残念。

 

mU Mesh Editor 1.11 (Aug 16, 2014)

https://www.assetstore.unity3d.com/jp/#!/content/20756

【チェック1】モデルデータ編集の操作について

メニューからmU Mesh Editor Panelを開き、編集したいオブジェクトを選択。

Edit ModeからObjectでシーンにある編集対象のオブジェクトを選択し、選択後にVertexかEdgeかFaceかお好きな方法で編集していく。

【チェック2】階段の下の段の幅を変えてみる

ドラッグで範囲指定して頂点を選択。Eキーで回転モードに切り替えてドラッグで調整していく。

が、とにかく重い。頂点の選択からして重い。Unity固まる。つらい。

【チェック3】Zファイティングの問題がある柱のモデルを修正してみる

問題のある面をEdito ModeをFaceにして選び、移動、、が色々と惜し。

移動中は選択のハイライト表示がないほうが嬉しい。

まとめ

一通りの操作は正常に行えるが、チェック2で行った頂点の数を一気に編集しようとするとUnityが固まるのであまりパフォーマンスはよろしくない。

操作についてはCtrl+Zで元に戻せるのは良い。もちろんUnityのPivotのショートカットと同期する。

あとウインドウでスペースを取り過ぎな説明文はツールチップでよい気がする。

Mesh Master 1.4 (Aug 31, 2015)

https://www.assetstore.unity3d.com/jp/#!/content/7860

【チェック1】モデルデータ編集の操作について

編集したいオブジェクトにMesh Masterのコンポーネントをアタッチする。

Selectionを選択してvertices、faces、edgesを選択してシーンビューのオブジェクトを編集することができる。

【チェック2】階段の下の段の幅を変えてみる

が、あり得ないほど重く動かない。この頂点数になるとまともに扱えないようである。

【チェック3】Zファイティングの問題がある柱のモデルを修正してみる

なぜか選べない。そもそもチュートリアル動画の通り、カーソルの位置と選択用のカーソルの位置が違う仕様のようでツラい。操作がつらい。

まとめ

パフォーマンス的にも操作性もまったくおすすめは出来ない。

 

Custom Toolbar: Mesh Edit Tool 1.0.0 (May 24, 2014)

https://www.assetstore.unity3d.com/jp/#!/content/17926

Requireと謳うCustom Toolbar: Editor Utility以外にも、おそらくPrefab Toolに含まれるPrefab~のネームスペースがないというエラーが出て動かない。このアセット自体更新もされていないようで古いため検証は省く。

 

結論

優勝はQuickEdit: Mesh Editor 2.0.2 (Oct 16, 2015)
https://www.assetstore.unity3d.com/jp/#!/content/4464

今回試したケースではコライダーのリビルドに失敗したが、他の挙動についてはパーフェクト。

次点はMesh Toolkit  1.13 (Sep 28, 2015)
https://www.assetstore.unity3d.com/jp/#!/content/18552

シンプルなUIで迷いなく使える。機能も頂点の追加や結合も。Pivotの操作軸のバグが直ればこちらがおすすめ。

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